日日の生活において
好き嫌いがなくなったら これほど殺風景なものはない
良し悪しの分別がなくなったら これほど危険なものもない
しかしながら
好き嫌いにとらわれたら これほど嫌なものはないだろう
良し悪しにこだわったら これほど厄介なものもないだろう
好き嫌いを捨てずして 好き嫌いに落ちず
良し悪しにこだわらずして 善し悪しのけじめを正していく
その平等であるべきものに差別を生じるということは
こちらのこころが歪んでおるからであり
こちらのこころに何か異質なものがあるからである
日日、わがこころを看て行ずる