サンクコストの罠
この罠にハマると費用がかさむばかりでなく
決定的な失敗に陥ることもある
よく私がこの罠にはまるのに つまらない新刊の東野圭吾の小説を読んでいるときだ
「この本をこんなに読んでしまったから…」
「こんなに高かった本だからしまいまで読んでしまわないともったいない・・・」と
何かに時間やお金を投資し続ける理由はいくらでもあるのだけれど
間違っている大きな理由がひとつある
すでにつぎこんだものを重視する「もったいないから」という理由
ふくれあがった費用や損失を無視してこそ
合理的な判断ができるのに
現実の状況と今後の見通しだけに目を向けるべきなのに出来ない
サンクコストの「サンク」とは「沈む」という意味
沈んでしまって取り返すことができない状態のことで
埋没費用ともいうらしい
「見切り千両」と相場格言は言う
確かに含み損のある株はなかなか手放すことができない
反転を期待して損を抱えた玉を持ち続けるのではなく
損切して手放してしまえば冷静な判断ができるはずなのに・・・
どの時点で損切りできるか
その決断が早ければ早いほどいいのだろう
世の中は大きく変わった
いつの世も同じだが
今後ますます 見切る力 が問われるのだろうね
注:ちなみに私は東野圭吾のファンの一人である
あまりに最近の彼のメディアを意識した小説は面白くなくなった・・・
と言いたいだけである
相場には資金管理がなにより大事なのだよ(あ~耳が痛い((笑)