露木(露木為一)が「先生に入門して長く画を書いているが、まだうまく描けない」
と嘆いていると、
応為(葛飾応為)が笑って
「おやじなんて子供の時から80幾つになるまで毎日描いているけれど、
この前なんか腕組みしたかと思うと、猫一匹すら描けねえと、涙ながして嘆いてるんだ。
何事も自分が及ばないといやになる時が上達する時なんだ」と言い、
そばで聞いていた北斎も「まったくその通り、まったくその通り」と賛同したという。
自分が及ばないと いやになる時が上達する時
ここから これから
描いて書いて搔きまくることです
あがく とは 足掻く と書きます
焦らんことです
精進精進