他人の味 は変えられない
他人の味 を旨味に変えるのは「自分の味」次第なのだけれど
どうしても 他人の味 を変えることに躍起となる
他人の苦言は まだ味わってもいないのに
他人の味 はまずいと決めつけてしまう
人は
苦い味が苦手で 甘い味を好むように馴らされている
甘・苦・渋の三味は決して別のものではなく
三味が一つに解け合って
甘味の中に苦味・渋味があり
甘味が苦味・渋味にならないと 本当の甘味ではないのだという
人間も甘いうちは駄目で 少し苦味が出て来ないと本物ではない
言葉でも 本当の為になる言葉の多くは苦言である
甘言を愛するようでは まだまだ人間が出来ておらぬ証拠
苦言は誰の為でもない 自分の為
苦言を
素直に聞く”こと”が大事なのではない
素直に聞く”こころ”が大事なのだ
素直なひとは必ず伸びる
