よく運命にさらされるという
力の弱い私たちは
不慮の事故に遭うと 運命に操られると思いがちであるが
運命を開くためには
運命をどう生きるかという前向きの取り組みが必要なのである
「運命」という字は「命を運ぶ」と読み替えれる
逃げる方向に運ぶことは楽であるが 必ず行詰まる
生きることは厳しい選択であるが
最後まで希望をもって続ける者が
運命を開くことができるのだろう
ただ不思議なことに
途中で逃げた人 やめた人は 原因を他に求めるが
最後まで続けた人はみんな
「おかげ」 を知っている
やはり運命は
その人の心のままに現れるのである
もの言わぬものと ものをいう稽古