鐘は
小さく叩けば小さく鳴り 大きく叩けば大きく鳴る
すぐに出来上がる小さなことを人に頼めばすぐに引き受けてくれる
すぐには出来ない大きなことを頼むとしり込みする
自分の器量を超えてしまったものか できない 分からないと 断られる
人は叩くことには慣れているが 叩かれることからは遠ざかる
叩いてわかるものがあれば 叩かれてみないとわからないものもある
志すところが低ければ 人が叩いてくれる音は低く 聞こえない
人が叩いてくれる音が低くても 志すところが高ければどんな音も 高く響く
自分で自分を叩くことができなければ
せめて叩いてくれる人がいることに感謝したいと思う
自分にどのような音が出せるのか
さまざまな音を知らないところに逃げてしまってはいないか
自分の器量など なんでも なんども 引き受けてこそ大きくなるものなのに・・・
今朝 久しぶりに他人を問い詰める夢を見て目が覚めた
相手が「間に合いませんでした」という
私が「みんな同じ条件でやっているんだ、お前は真剣にやったのか」と詰問する
相手は「でも・・・」とできなかったことへの不満と愚痴を漏らす
なおも私が「やろうとしてそのことに取り組んでいるのか。
間に合わなかったことを責めているんじゃないんじゃ。
やれたのにやらんかったのか、やったけどできんかったのか」と
相手は項垂れて言葉に詰まる
昔あった光景だ
ものごとへの取り組みの温度差（真剣さ）が結果を生む
やったのか やらなかったのか
やれたのに やらなかったのか
やったのに できなかったのか どっち
