因縁が合わさって世の中は出来ている
すべてのことはちょっとした縁の違いで
条件の違いで結果が出たりでなかったりする
この因縁が合わさってすべての世界が成り立っているのだから
単純な原因を作ったから結果が出ると思っていると
世の中はなかなかその通りにはなっていかないのが
この世の中なのだ
どうしてそうなのか？
それは“縁”がその都度関係しているから
縁と言っても一つではなくて、さまざまな縁が集まって
因と合わさって結果が生じるのだから
因果じゃなくて
因（原因）+縁＝果（結果）なのだ
因と縁が合わさって結果が出る
このように世の中をみたらどうか
因と果をつなぐものとして縁がある
縁というのはなぜそうなったのか分からないけれども
色んな条件が整ってこうなったことには間違いないから
あらゆる条件を縁というように表現してきたわけである
普通に考えれば努力すれば結果が生じるはずだと
なんぼ努力してもその通り結果が出るかどうかは
その時の縁がどう集まるか、合わさるかということ
ふつうは努力が足りなかったとか言って
自分が納得する理由づけをしていく
努力が足りなかったと自身で理由付けをするのも人生だけれども
その自分が思いつく理由だけで人生は説明できるわけではなくて
色んなことが重なり合ってそう言った結果になったのだ
それを自分が決めていくものだと思いすぎると
自分の想い通りにならないことにイライラしたり
受け止められず相手に当たったりすることになる
本当は受け止めるしかないのだけれども
それができないのがまた“にんげん”なのだ
これもご縁かな？因縁かな？
そうなるべくしてなったのかな？
“いま”のところはこうなった・・・と思ってみたらどうか
良い縁も悪い縁も無い、これは因縁なのだ
“いま”の因縁なのだから
“いま”を受け止めて生きたらいい
その結果が受け止めきれないから
その時に出口がなくなって失望して
また期待したり
期待すればいいところを絶望してしまうというのも
人生の大きい在りようだろう
その時の状態はその時の因縁というしかない
だから“いま”は諦めるしかないけれども
それでも未来はこれからの因縁でまた決まっていくことだから
自分で勝手に決めることではないのだ
私のすべてはさまざまなご縁のおかげでここまで来させて頂けている
眼には見えず また予測することもできない
この”ご縁”を大切にして生きていきたいと思っている
縁あって（逢って）いま
この薔薇たちの美しさに魅せられている
ありがたいこと
