苦とは
自分の思い通りにならないと思い悩むこと
病気になることも 苦
年老いて体力が落ちてくるのも 苦
貧乏するのも 苦
人間関係がうまくいかないのも 苦
他人に認められないことも 苦
思い通りにならないことが当然なのだけれど
思い通りにしようとして自分の器量以上のことを望み
世間並み というモノサシを自分の中で作り
自ら 苦 を作って生きている
病気になれば なんで自分だけが と思い
痛ければ辛い
身体が思うように動かなければ辛い
モノが無ければ「欲しい、欲しい」と思い悩み
あったらあったで失うことが恐ろしくて そのモノに執着し
「死んでも離すものか」と 悩む
この身を持って生きているのだから苦労はあって当然
理想通りに生きたいと思っても それは自分勝手な思い込み
「こんなはずじゃなかった」と悩んだところで仕方なく
自分の器量にあった生き方が実は一番幸せ
何事も落ち着くところは
自分のちょうど似合ったところ
自分中心の考え方から
自我を守ろうとする思いから
解放されれば
苦しみは解決する
多くのものを 必要の無いものでも 余っているものでも 握り締めていたい
そんな思いを すぐ離せ
心ひとつで 苦も楽になる