そのひとには そうするわけがある
そのことが理解できたなら
その思いに共感できたなら
じぶん自身が かわるだろう
相手の「こころの扉」とやらは 中側からしか開かない
相手が開ける気にならないと
開かないのです
今入院している病棟は高齢者が大半だ。
50代の私は若造。
そんな中、高齢者の行動は読みにくい。
え? というような行動をされる。
トイレでも、お風呂でも、食堂でも。
看護師さんは毎日毎晩そんな高齢者と向き合うお仕事をされている。
そのひとには、そうするわけがある
それを汲取る作業を日々続けて、より良い方法を探して患者の看護をする。
最善の手を差し伸べても、病んだ気持ちがそうさせているのか、少しでも世話を掛けたくないという気持ちがそうさせているのか、
患者によっては頑なに看護師の提案を拒んでいる。
そんな「こころの扉」をゆっくり、やさしく、中側から開かせていく。
体の看護だけでなく、こころの看護も彼女たちには大切な仕事なのだ。
護(付き添って)看(見守る)
大変なお仕事だと改めて思う。