minayuyu2019’s blog

Life is what happens to you while you're busy making other plans.

にんげんの根っこ

薔薇の周りの草むしりをしていると 思わぬことに気づく

 

作物が育つのに邪魔者扱いされる雑草だが

作物も根がなければ育たないけれど

雑草も同じく根が無ければ邪魔者扱いはされない

根があるからこそ一日一日 成長していることに改めて感心させられる

 

果たして

人も根っこがなかったら成長しないだろう 

人の根っこって何だろう と考える

人として成長する意味での根っこは口から入るものでは成長しない

 

世の中は

根っこのある人とない人が同居していて

根っこのある人は自らに問う

”人が成長するとはどういうことなのか?”

根っこのない人が答える

”そんなこと考えても考えなくも、人は成長するさ”・・・と

 

 

とにかく人間というものは

栄えようと思ったならば まず何よりも根に返らなければいけない
草木でも 本当に健やかに繁茂させようと思ったならば

いたずらに枝葉を伸ばしては駄目で

幹を遅しくし 根を深く養わなければならない
根に返ることが大事である

 

根に返るとは 人としての基本のことだ

 

「重為軽根、静為躁君」
(重きは軽きの根たり、静かなるは躁がしきの君たり)(老子

 

単に軽いだけの根無し草になるなと諭す

 

 

 

 

 

思えば

植物の根っこは眼には見えない

また、蒔いた種から初めに出るのは芽ではなく 根っこである

 

根っこが張っているとは

あっちへ行ったりこっちへ行ったりと動き回ることはないということだ

動き回れば 作物はできない


根っこはいつも ここ にある