人というのは
なにか物事がうまくいかないと
何かが足りないといって
アレもコレも足していく
足しに足していくから
最初の味もわからないし 忘れてしまう。
挙句
人の話しも聞かないから風通しが悪くなりクサってくる
木に譬えると
枝葉が茂ってくるから風通しが悪く 木が弱る
弱ってくると どうしても根っこが浅くなり 根が上がる
根っこが「裾上がり」になって
生長が止まり 枯れてしまう
何が要らないのか
何を捨てるのか
何から離れるのか・・・
そんな「何」を考えていると日が暮れる
もともと何もないものに 何かを足してもゼロなのだ
所詮
自分という外からは見えないコップのなかのことなのに
カッコよく見せたがるから
こんなことになる
コップには いつも空なのがわからない