人は誰でも
強い弱いに関係なく“自惚れ”という花を咲かせる
この花は 咲かせている本人には見えない・・・らしい
しかし、この花は摘まないままにしておくと根元から腐ってしまう
“自惚れ”は 自分らしさ ではなく
単に我を張るという「わし我」という雑草なのだから
生えてきたら根っこから抜き
それでも手ごわくまた生えてきたら また抜き続けなければならない
自分では生えたことすら分からないから
周りの人にタイミングよく教えていただかないといけない
この謙虚さが自分を育てる基本であり
自分の花を咲かせる唯一の方法であるが
“自惚れ”という強大な花が
“偽自信”となって邪魔をする
人はその時のその“自惚れ”に気づかなければ
自省も内省もしないから自己中毒のままでいるのだ
人としての新鮮さは
「嗚呼、私は自惚れもはなはだしかった」と
あとでもいいから
ちょっとでも内省するところから生まれてくるもの
それは人間性の深浅にも通じるものなのである
“自惚れ”は時分の花 摘んで捨てる花