人生の肯定的な面ばかりを見て生きてきた人は
肯定的な面を見て死んでいく
人生の否定的な面ばかりを見て生きてきた人は
否定的な面を見て死んでいく
すべての現象に色はついていない
その現象に色をつけるのは”じぶん”
つまらないと思えば、つまらなくなるし
楽しいと思えば楽しくなる
人生は心一つの置き所
生き方が死に方を決めるのだ
そして、生きてきたように死んでいく
感謝多き、利他の人でありたい
友の死に想う
人間の最重要なテーマは
逃れられない死とどう向き合うのか
だが、どこか死を先延ばしして
死から目をそらしている自分がいる
死を宣告されたらあわてふためくのだろうな
今こうして生きているのは奇跡のようなものだ
その生に、死はなんの前ぶれもなくやってくる
「思い懸けぬは死期なり。
今日まで遁れ来にけるは、ありがたき不思議なり」
「死は、前よりしも来らず、かねて後に迫れり」 吉田兼好
