前述の話の続きです
難儀からおかげを受けて立ち直ることができて数か月が経ち、
親師匠のもとにお礼に参りました。
「〇〇君、きみはおかげがいただきたいか」と問われましたので
「それはもう、どこまでもいただきたいと思います」と申しましたら、
「〇〇君のう、おかげが欲しい、助かりたいという心がある間はのう、
まだ心ができてないんじゃ」
「それでは、どういう心にならせていただければよろしいのでしょう」と申しましたら、
「そうじゃなあ、死んでもかまわん、人の為になりたいという心が出たら
おかげじゃなあ。
いずれ人は死ぬるわい。死んでも徳であるわい。
偉い人じゃと言われるより、尊い人じゃと言われる信心をしなされよ。
人は一代、名は末代と言うじゃろ。死んでも徳であるわい」と、言われた。
それから私にできるだけの徳積をさせて頂こうと祈念した。
人は人にしか助けることはできない。
寄付金9桁の祈念をし、始めさせていただいたものの数十年、
今年やっとのことで9桁へ到達させていただけた。
私が死ぬまでに10桁へは無理だろうが、残すことのできた徳積の方法は
息子、娘に受け継ぐことが出来つつある。
末代まで続く徳積をさせて頂き続けたいものである。
ここに私の好きな言葉がある。
Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose.
自分もいつかは死ぬ。それを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法だ。 （ スティーブ・ジョブズ）
さて、9月が始まった。
どんな9月が待っておりましょうか。
色々なものが美味しく頂ける季節になってきます。
物事の甘いも辛いも、
瓜の苦いも柿の渋いも、甘いも辛いも、
同じように神様の恵みと頂けば、先が楽しみでありますなあ。
