後輩が幼子を連れて参りました
私の子供たちが小さかった頃のことを思い出しました
幼子が育っていくのをみていると
歩くようになる子を見て
ああ、今日は何歩歩いたと言うように喜びます
ものが言えるようになれば
片言をひとこということが出来ても それをたいへん喜びます
このようなときに
決して 何歩しか歩けなかったとか
これだけしかものが言えなかったとか というようには言わないでしょう
これだけ歩けた これだけものが言えたと喜びます
これだけしか食べられなかったとか
これだけのことしか出来なかったとかいうよりも
これだけ食べられた
これだけ出来たと
すべていのちの働きがあってのことだと
どんなことでも喜ばせてもらわねばならないと思うのです
同じことでも
これを不平に思う思い方と
喜んでいく思い方とがあると思います
このいのちの働きを尊び重んじて 大事にして
あやまちのないよう 粗末なことにならぬよう