私たちの毎日の生活は
あらゆるもののお世話になって出来ており
その“お世話になるすべてに礼をいう心”
これが生活の一切の土台であると思っています
不平不満におかげなし と申しますが
不平、不満が心の中にありますと
なかなかお礼を言う心持にはなれません
しかしながら
おかげの中に毎日の生活が出来ておるということが分かるにつれ
お礼を言うことが段々に増えて
不平不満が心の中から減ってくるのも分かってきます
そして さらにお礼を言うことができる
そのことがありがたい
お礼の言えるという そのことを お礼を申さずにはおれないことになってくる
このことが分かってくること
この こころの好循環こそが
ものごとを見る土台になってくる
じぶんを観る土台になってくる
世話になるすべてに 心からお礼を言える自分にならせて頂く稽古を
続けさせていただきたいと願う
父母の世話になり
妻の世話になり
子供らの世話になり
そして ご縁を頂いた皆さまの世話になり
61歳にならせていただいた
今日(こんにち)の私がおらせていただけている
ほんとうに ほんとうに
ありがたいことであります
おかげはわが心にあり