時の流れを線型だけではなく縦
つまり積み重ねるというように考えると
そこには流れではなく 「いまの時」を超えた「時」の持つ妙味が生じて
「時」と「存在」の一体を感じるはず
「時」が積み重なっていくということは「自分」を上書きしていくこと
上書きは変化であるし自分を掘る作業であるから 浅から深への移行作業
線が短かいぶん深い 線が長い割に浅いなど
周囲をみると自分が年相応にはみえてこないのは
掘りが足りないから
掘っている途中に出てくる水や泥から逃げれば
縦の積み重ねから線型に戻り いつしか直線ではなく円形になって
いつも同じ所を気づくことなくグルグルと回ることになる
浅くても長いほうがいい
いや
短くても深いほうがいい なんて
ところが
人は何年生きられるかが分からないのに
自分だけはまだ何も起こらないと高をくくっているわけだから
よくよく「時」の長短だけでなく「時」の深浅 自分掘り を実践しなければいけない
いまを逃げず 終点はいつもここにあるつもりで・・・