自分と他との関係 それは“礼”である
世界に自分という言葉はたくさんあるけれど
日本人の使う「自分」というほど立派な言葉はない
自は自己を表し、決して単独ではなくて、必ず他と結ばれている
それが集まって「全」を作っている
自己は自ら自由であると同時に全の一部分
即ち全からいえば分
だから人間は自由であると共に分際
そこで自と分とを合わせて自分という言葉は
人間の本質を明白に表現していて自分だけではない
他・全体に対する礼というものを持っている
これを実践するのが“礼儀”
だから分をなげうって 礼を忘れて 自由ばかりにいくと
これは我儘になる
「自分」という言葉の意味を考えることは
私たちは関係性の中に生きているということを
改めて認識させてくれる
自分の人生だから
好き勝手に振る舞って許されるのなら
その人生を写真に撮ってみればいい
その写真には一人しか映っていないだろう
そろそろ為替ヘッジなしで米国株を買っている日本の個人投資家にとって
株安とドル安のダブルパンチという本当の地獄の門が開かれたようだ
さてさて