なんでもそうであるように
繰り返し繰り返しやってみると
最初はうまくいかなかったこともこなせるようになってくる
うまくこなせる という感覚は非常に重要
それは理性ではないから
一つのことでもすべての人がみな同じ感覚にはなれない
同じ感覚ではないことを 人は理性ではなく感性で分かるのである
打ち込めば打ち込むほど
そうした感覚が手に入ることは みな何かを通して経験済みのこと
それこそが内発力なのであるが
これも他人から結果として評価されないと納得がいかないもの
繰り返し繰り返し打ち込むことは生得的なものではなく
他ならぬ自分自身へと近づいていくプロセスなのだ
毎日の“生”を繰り返し繰り返し営んでいても
一向に「普通に存在している以上の状態」にはなれない
なぜなら、目や耳からの雑音が迷いを連れてくるから
“生”がうまくこなせるようになるには
あるようでなく ないようである 心の迷いから離れることである
たとえば 私の好きな納豆がここにある
繰り返し繰り返しかき混ぜたから ネバネバの納豆になったのではなく
かき混ぜる前の納豆とかき混ぜた後の納豆
前後に因果関係はなく 前後際断なのだ
迷いから離れるには 連続したものの見方ではなく
“今は いま”なのである
“生”は
この“今の いま“を内発力で生きてこそ こなせるもの
値動きを捉えるのも 今の いま 心の迷いから離れること・・・なんだろうね
