ひとは自分の良いところも見えぬ代わりに
ひとの悪いところばかり気がつく
ひとの悪いところはじぶんに似たところがあって
自分に似たところはじぶん自身も嫌いだったりする
じぶんの良いところが見えるひとは
ひとの良いところも見える
じぶんの良いところがひとにとても褒められたように
ひとの良いところももっと探して褒めてやればいい
ひとと比べてなにが面白い
ひとと比べてなにを得意げにけなす
ひとをけなすじぶんが哀しいことに
じぶん自身がいちばん気づいているのに
寂しくはないか
他人のことは 良いことも悪いことも
いろいろとよく見えるくせに
じぶんの こころは
いちばん近すぎて
いちばん 遠い