至為は為す無く、至言は言を去り、至射は射ることなし
行動の究極は、行動せずして行動したのと同じ結果を得ること
言語表現の究極は言語を発しないこと
弓の究極は弓を射ないこと
道とは「こだわり」から入って「こだわり」から解放されるための道筋
人はあれこれ考えをめぐらし 悩んでしまう
何も考えることなく
只々、師から言われたとおりの教えをこれでもかと実践する
そんな無私の人物でなければ道は究められないのだろう
なんでもそうであるように
“道を極める“とはだれもが憧れること
それはだれもが知らない境地に達するということ
本当にその境地に達したのかどうか
果して
追い求めるものがなくなったとき
本人は平穏な幸福を感じているのだろうか
深遠なる虚無の中に吸い込まれてしまうのではないか
他人にはおろか
本人にすらわからない
只々、師から言われたとおりの教えをこれでもかと実践する
そんな無私の人物でなければ”道”は究められない