「なんでものぉ、誰かにやってもらったのではのぉ、
自分でしたことにはならんからのぉ」
広島の２月の寒修行のある日、私が80畳近くあるご神前の畳の水拭きと
からぶきをしておりました
ちょうど朝3時半のご祈念が終り、暖もなく、手先、足先（はだし）は凍てつき、
ふうふう言いながらやっておりますときに、
私の親師匠が仰ったひとことです
自分のこと、他人のこと
他人がしたことは、自分でしたことではない
誰かが修行をして
それで自分が成長するはずなどないことを知っていながら
それでも誰かにしてもらえばいいのではないかとの思いを
私たちは抱くことがある
人がご飯を食べて
それで自分の腹が膨れることがないように
あるいは人にトイレで用をたしてもらって
それで自分の便意が消えることのないように
誰かがしたことは自分でしたことにはならない
自分がしなければ、自分はしなかったことになる
自分で為したことだけが、自分に帰結するのである
他人は自分ではない
人が自分を肯定できるのは、自分のやるべきことを行えているとき
ゆえに自分のやるべきことをやろうとしている人に
代わってもらうのは、やはり愚問なのだ
昨日、長男に今年に入ってからの戦績を聞いた
なんともう、先日買ったレクサスLS分をもう稼いでいた
どんな建て方してんの？って聞いたら
お父さんに聞いたやり方よ、って・・・
地頭は私よりも数段良いことは分かってはいたが
ただやり方を教えただけなのに、売買譜を送らせたらとても上手くなっていた
提灯付けさせているわけでもない、銘柄選定ももちろん自分で行っている
いつの間にやら親父の稼ぎを抜いている。。。（苦）
底練りを捉える捉え方、どこから底練りを抜け出すのかの
判断方法も私独自の簡単な判断方法なのだが、ちゃんとマスターしている
他にも底練りからちゃんと積み上げている銘柄もあり、今年よほどの失敗がない限り
含み益もかなりのものになるだろう
「一通りのことを学んだら、他人に頼らず、そこからは自分の工夫で練りだすこと」
親父の教えをちゃんと守って育っていっている
相場は儲けてなんぼの数字の世界である
良きライバルが誕生したと…喜んでもいられない（（笑）
