過去の思いとか記憶というものを
無理に忘れようとしないこと
また 無理に思い出そうともしないこと
忘れようとすればするほど
忘れようとする気持ちに支配されていく
せっかく忘れかけている思いを 思い出そうとすればするほど
記憶を無理に引っ張り出してきて また それに苦しむことになる
ふっ と色んな過去の思いというものが
浮かんできたのであれば
ほっておけ
心というものは
水面と同じ
水面に石を投げ入れると波紋がどんどん広がる
それを無理におさめようとして
行き場のないもう一つのこころで無理に水面をつつくと
余計に水面が揺れて それとはまた別の波紋が広がっていく
水面を穏やかにするための一番の早道は
なにもせず ほっておくこと
ほっておけば
水面はゆっくりと静まっていく
いまいくら悔やんで いろんなことに腹を立てても
過ぎ去った過去は変えられない
変えられぬものを ああだこうだと
いくら考えたとしても 解決はしない
その水面は静まらない
その当時はきっと
自分なりに精いっぱいのこと
自分が一番よかろうと思ったことを一生懸命やったに違いない
だから過去の思いに苦しんでいるのであれば
無理に忘れようとしないこと
無理に思い出そうとしないこと
心をほっておいてやること
ここに私の好きなブッタの言葉がある
「過去を思うな 未来を願うな いま なすべきことをなせ」
いま 考えたこと
いま 使った言葉
いま なした行い
これによって次の瞬間瞬間が変わっていく
いまからでも いつからでも いくつになっても
この瞬間から変わることが出来る
難儀なことが起こっても
心ひとつ 次の瞬間に
「ああ ありがたい」と 思うことができたなら
いま ここからを ありがたく 生きていくことができる
一方方向に上昇するショートスクイーズに発展したことで
ようやく底入れの兆しと見れようか?
日足でこれまでに何度も見られた38000近辺で
陰線と陽線が交互に続く形の売り疲れの兆し線が現れていて
明日(月曜)に最初のレジスタンスである5SMAを上回って引けることになるならば
日本株独歩安から底値固めの局面に入る確率が高まろう
日銀会合前の日経は、概ね38000-39200のレンジ内で上下するのではなかろうか?
昨年7月に続いて追加利上げが実施されれば
日銀は概ね6カ月間隔で年2回の利上げを計画していると考えることができるだろう
当面追加利上げは材料にならないから
年初から日本株が欧米株に大きく出遅れた要因は
急激な内外金利上昇による年金勢の債券買い/株式売りのリバランス取引
日銀による追加利上げ懸念を背景とした海外投資家の売りだったのではなかろうか
内外金利の上昇が一服しているので
日銀会合を通過すれば、両方の売り材料が後退するのだろうね
日本株が大きく出遅れる要因となった投資家たちが明らかになった
昨日発表された1/6-1/10週の投資主体別売買動向によれば
GPIFの日本株配分比率の引き上げを期待する投資家を失望させる内容だった
最大の売り手は年金動向を映す信託銀行マイナス6800億
海外投資家マイナス5000億
噂されたGPIFが日本株の配分比率を引き上げる予定ならば
購入金額の大きさを考慮してみれば1-3月期には
積極的に下値で買い増し、上値で売らない必要があると思われるが
観たままの積極的な売り姿勢は配分比率引き上げの可能性を後退させている
年金による日本株売りの背景には年始から加速した内外金利の上昇があって
債券買い/株式売りのリバランス取引が日本株を下落させた大要因だったに違いない
財務省が発表した同じ週の対外証券投資でデータを見れば
本邦投資家による大幅な中長期外債の買い越しが確認された
背後には信託銀行(年金)がいたのは確実だろうし
日本国債も買い越していた可能性が高い
GPIFが2月初めに公表する12月末時点のポートフォリオでは
引き続き日本株の配分比率が25%を下回っているだろうと思う
そして、日本株の配分比率を25%から30%に引き上げるとすれば
年初からの3ヶ月間で12兆円以上の日本株を買う必要があることになり
これはかなり現実的ではない
やれやれ、フェイクな噂に踊らされ一喜一憂する日日が続くのか・・・sigh
キャベツがもたらす物価観 賃上げ実感、世代で格差も
金融PLUS 金融グループ次長 御調昌邦
キャベツ1玉396円、レタス1玉377円。都内に住む筆者が18日に近所のスーパー5店舗での小売価格を調べた平均だ。
キャベツは一部の店舗で価格が大幅に下がったこともあり、1週間前より100円程度下がったが、依然として高値圏にある。「可能ならメニューの変更、他の野菜代替品、カット野菜などをご利用ください」という表示を出すスーパーもある。レタスの価格は1週間前と変わらなかった。
各店舗の青果コーナーに15分ずつ滞在してみたが、キャベツをまるごと1玉購入する消費者は約半数にとどまった。熟年の男女2人組は「高いから、こっちでいいか」と話しながら、カットされたキャベツを手に取っていた。
農水省の価格調査によれば、1月6〜8日のキャベツの小売価格の全国平均は平年(過去5年平均)に比べ3.26倍、ハクサイは2.18倍、レタスは1.86倍だった。産地の天候がよくなれば価格は落ち着いてくるとみられるが、最近のコメや食料加工品などの値上がりと合わせて生活費が大幅に上がっていると感じている人が少なくないはずだ。
16日からガソリン価格を抑える補助金も縮小された。財政負担が大きいとの問題が指摘されてきたが、ドライバーにとっては1リットル180円程度から185円程度に値上がりする要因になる。一部地域で鳥インフルエンザが発生しており、鶏卵価格も気がかりだ。
「消費者物価2.7%上昇」。総務省が2024年12月20日に発表した同年11月の消費者物価指数(CPI)についての記事の見出しだ。2.7%というのは、生鮮食品を除いたベースでの前年同月比上昇率で、通常ニュースで最も取り上げられることが多い。
価格変動が大きい生鮮食品を除いた方が物価の基調を把握しやすいという利点があるが、消費者は生鮮食品とそれ以外で明確に区別して買い物をしているわけではない。
第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「世界的な気候変動などで穀物価格や生鮮食品価格が高騰するようになっており、物価の中で食料品がけん引役になって、物価全般を押し上げている」と指摘する。
総務省は購入頻度別の指数を公表しており、世帯で年15回以上購入している44品目は「頻繁に購入する品目」としてまとめている。キャベツやレタス、ガソリン、鶏卵なども含まれる。
頻繁に購入する品目は24年11月に前年同月比3.2%上昇し、23年後半に一時8〜9%台上昇していたころに比べれば低い水準だが、近年は生鮮食品を除いたベースを上回ることが多い。足元では生鮮野菜などの価格動向から再び上昇基調を強め、家計の物価観や消費動向にも影響を与え始めている可能性がある。
消費者の物価観は買い物時の値札や自身の財布の中身に引っ張られやすいとみられるが、もう一つ大事なのが賃金の動向だ。厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、24年11月の名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比0.3%減となり、4カ月連続のマイナスとなった。
名目の賃金は増えているが、それ以上に物価が上がっているためだ。実質賃金の計算で使われているのは、CPIの帰属家賃(持ち家を借家とみなして家賃として算出したもの)を除くベースで、キャベツなどの生鮮食品も含まれる。賃金増加率がこのベースの物価上昇率を上回ることができなければ実質賃金は上がらない。
SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは「実質賃金が上昇して推移するようになるには物価上昇率が落ち着いてくる10月ごろまで待つ必要があるだろう」と指摘する。
賃金の動向は世代によって差が生じている。厚労省の賃金構造基本統計調査によると、例えば大卒の40〜44歳の賃金は23年で1.0%増、24年は2.8%増にとどまるなど中高年の賃上げはほかの世代に比べて小幅にとどまっている。
大手企業を中心に大卒の初任給を引き上げる動きが相次いでいるほか、人手不足からシニア社員の給与を見直す動きもあることが背景とみられる。
学歴などによっても状況は異なるが、第一生命経済研究所の熊野氏は「世代によって物価高や賃上げに対する印象が大きく異なっている」との声も出ている。
25年の春季労使交渉(春闘)では高水準の賃上げが期待されているが、家計は最近の野菜価格の高騰などで「値上げ疲れ」を強めており、これを吹き飛ばすほどの勢いを得るのは容易ではない。