2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
なにかを成し遂げようとするならば 押さえておきたいのが自分の強みと弱み 自分では分っているつもりだが、 実は周りの評価のほうが合っているもので、 自分に有利ではないあるいは好意的ではない評価のため耳を貸さない 実にもったいないことだ 「自分の強…
いつでもどこでも、 そして一切のものが、“仏”の御手のなかにいだかれての起き伏しであり、 生き死になのであり、七転八倒なのである この信に目覚め、この信に徹したとき 「どうなっても大丈夫、死んでも大丈夫」となる どうなっても大丈夫、死んでもままよ…
「しあわせ」という言葉は 奈良の時代には「為合(しあわせ)」と表記し 天が為すことを受け入れて生きることが 幸せな人生であると考えられていたという よくも悪くも自分の通るべき道と受けとめ 日々やるべき努力をしたうえで出た結果は すべて今の自分に…
どんな言葉にも言霊が宿るという 良い言葉を発すると良いことが起こり 不吉な言葉を発すると悪いことが起こる よい言葉を聞けば幸せな気分になり 品のない、荒々しい言葉を聞けば不快にもなる また、同じことを表現するにも 言葉の選び方次第で受ける感じも…
「運」は まるでどこからか偶然にやってくるように思っているひとほど 「運」は 自分がつくりだすものであることを知らない どんなことにも感謝を忘れない日日をおくれたら 愚痴も不満もいつの間にか消えていることに気づくだろう それが「運」 始めは口先だ…
身分や家柄、貧富など さまざまな「差」というものが世の中にはある 「すべての人は平等」と言いはするが 人為的には叶わず、 いつの間にか差がつくことは否めない 他人の幸せを眺めてうらやむより 自分が「いま」どう生きるかを大切にしたい 他人の境遇を見…
私たちには ご縁があるからこそ出会うという「人生のしくみ」がある そのしくみには あらゆることに意味がある いま、その意味が分からぬとも、のちのちに生かされることは必ず起こる 原因があって結果があるのが人生のしくみ 自分にこそ、その原因を作った…
「小さい白いにわとり」 小さい白いにわとりが、こむぎのたねをもってきて、みんなにむかって言いました。だれがたねをまきますか。ぶたはいやだと言いました。いぬもいやだと言いました。ねこもいやだと言いました。小さい白いにわとりは、ひとりでたねをま…
喜怒哀楽 そのどれを選択するかは自分が決めている 「感情を動かすこと」と「感情的なこと」は違う 感情的になるということは、 意識が自分に向いているということで、相手を見ていない この二つを混同してしまうと、自分勝手になってしまう 感情を動かすの…
才智・技能に勝れることはよいもので望ましいことではあるが それだけでは人間として失格で やっぱり人間として至るためには、人に真心を尽くす 世間からいうならば、うるさがられるほど思いやることが大切である 老婆心は人に対してだけではなく学問の場合…
子曰く、「 我は生れながらにして之を知る者に非ず。古(いにしへ)を好み、敏(びん)にして以て之を求めたる者なり。」 「敏にして」 孔子は常に敏ということを非常に大事にしていた 『論語』の「陽貨第十七の六」に リーダーの五つの資質が書かれている …
人は、 世界に対してある一定の見方を、すでに自覚するともなく持っていて、 この見方に基づいてさまざまな物事を判断し処理している 道元は、「正法眼蔵」中の「山水経」巻に、 「青山常運歩(山は常に歩いている)」と世界のありようを語っている 常識では不…
ひとは 人生をかけて間違う 最善を尽くしたのに誤った選択をするが故に 正しさは必ずしも重要な価値ではない 間違ったあとに誤りを認め 別の選択を求められたとき その人の人生への誠実さが問われる すべてはいまのためにあったこと さあ5万円だ、サナエノ…
人間はいくつになっても 歳を重ねただけ良くなっていかなければならないと思いながら生きてはいるが、 最近、折に触れ硬化の道を突き進んでいるようで堪らないと反省しきり われわれは真理の只中に、真理によって生きているのであって、 それから離れること…
人は恐ろしいほど、自分が見たいもの、聞きたいことしか認識できない それゆえ、曲がった見方や間違ったとらえ方をしてしまうことが往々にしてある 分かりきったことを問う、その問いの意味が分からなければ愚答となる 相手から何を引き出したいのかによって…
ものごとは 全体を把握して、部分・部分がある 部分が全体ではない 物事を積み重ねていく論理的知性は、物事を分離していく 一方、情緒的知性は、いろいろな違う物事を強く結びつけていく 数学の理論にしても、物理の理論にしても、 人間がつくりだすものは…
意識しようがしまいが 考えること、これでもかと考え抜くことでひとは強くなる たぶん、精神の力はこういうところでも養われていく 精神の姿がここにある さだまれる心を持っているのなら、 問いかけは外ではなく、内に向けられるべきなのだが、 如何せん、…
自信がないから、恥を足元に寄せられない 人は その恥ずかしさを隠すため、小さなウソをつくことがある あるいは自分を正当化するためにさらに根拠のない言い訳を作り上げてしまう 自分を護るつもりが実は自分を苦しめる結果になって、 最初に護りたかったも…
「この体(からだ)、鏡なり、不知を惜しむべし。」 鏡がなかった頃、 自分の顔や姿は水に映して見る手立てがあった 老化に伴って水分の量は減少するが、 これらの水は相手を映している貴重なもの 成人が老人と対して、自分の半分だけを映してくれる、 逆に老…
「正しい人間観を持つ」ということは大切 完全な人間になるということではなく、“自分自身を俯瞰に見る”ということが不可欠 「正しい人間観を持つ」ということが「我」を離れる処方箋 人間の幸せを高めていくためには、まず人間が人間を知ることが大切だと思…
宮本武蔵は「みる」ということに「観」と「見」の二つがあるといった ただ見えるという通常のはたらきの「見の目」、 本質をみるという「観の目」 「観」は自由自在にものごとをみるから、本質を観通せる 見える、のではなく「観る」 窮めていくから、観えて…
ひとは、 生きていていつも順境なんてありえない 逆境なんて、程度の差あれ誰にでも訪れる その人を成長させるために必然でやってくる 山あり谷あり、土壇場・修羅場・正念場のなかで成長していくものだ いくら頑張ってもなかなか結果が出なかったり、 思わ…
物事を幾通りにも「説明し直し」たとしても、 物事自身は変化しない 物事は客観的な存在で、 私たちの説明の仕方には影響を受けないから しかし、私たちが物事を「解釈し直し」たとしたら、どうだろう そのとき、解釈の仕方によっては、 物事と私たちの間に…
ひとは、 使う言葉が変わると、同時にその人の語り口と表情も変わる これは、 考えてみれば当たり前のことかもしれないが、 そのときの口調と表情は発した人の人生にとっては、まったく初めてのものである それは、 ほとんどの場合、それまで知らなかった言…
人はすぐに分かったと自分勝手に錯覚に陥りやすく 自分は常に正しいという前提でものごとを考えやすい だから、他者は間違っているという思い込みに嵌りやすい 人間関係を疎遠にしておきながら、人は自分の至らなさを問題にはしない 自分と同じ人間は自分以…