人間は自得から出発しなければならない
自得ということは自ら得る 自分で自分をつかむということ
金が欲しいとか 地位が欲しいとか
そういうのはおよそ枝葉末節
根本的・本質的にいえば
人間はまず自己を得なければいけない
本当の自分というものをつかまなければならない
人間いろんなものを失うけれど
何が一番失いやすいかというと “自己”である
人は根本において自分をつかんでいない
空虚だ
そこからあらゆる間違いが起こる
人間はまず根本的に自ら自己を徹見する 把握する
これがあらゆる哲学、宗教、道徳の根本問題がそこにある
カタチのあるものも ないものも 壊れる
カタチのないものを形作るから壊れる
目で目は見えない
こころでこころは見えない
でも、その見えない目やこころを他人がアウトプットしてくれている
”じぶん”は
耳を澄ませば見えてくる