修行には
上達があり 卒業がある
修行が深まるほどに
できない自分
力のない自分が段々に見えてくる
自分のできることが
百あるうちの三しかないのに
百あるうちの三であることを知らないと
三しかできないのに
まるで百できたような気になってしまっている
三しかできなくても
百という世界があることを知っているのと
三しかできずに
まるで百できたような気分になっているのとでは
全く違う
修行の本来の姿は
修行が深まるほどに自分の小ささが見えて
謙虚になっていくもの
道無窮
己がこころの気づきに限りは無い